新城全体で子育て・若者対策

子どもは地域の宝です。経済的格差で将来の可能性 が左右されない政策を進めます。奨学金制度の創設、 主権者教育の充実、教育としての学校給食の充実、文化・芸術活動の充実など、次の新城を託せる子供を育て、若者に選ばれる新城市をつくります。 


市民病院を安心の拠点に

長らく医師不足が続いています。「医師派遣」をお願いしているだけでは、医師の充実は進みません。医療従事者に選ばれる魅力ある総合的なまちづくりを進めます。医療従事者と市民が地域医療を支える仲間として協働できる仕組み(地域医療を支える市民の会など)をつくります。 

医療費・介護費の上昇の抑制

高齢化の進展とともに、医療費・介護費用の上昇が 予想されます。その対策のかなめは「健康寿命」を上げることです。「食の安全」の農業政策とともに、健康意識改革、一人きりにさせない地域のコミュニティーの仕組み作りを進めます。医療費・介護費用の上昇を抑えることで、財政に余裕をつくります。 


観光振興によるまちづくり

市内には、「鳳来寺山」「湯谷温泉」「東海道自然歩道」「長篠城などの城跡」「桜淵公園」など観光拠点となりうる資源が散在しています。今必要なことは、財源・人材の選択と集中を進め、年間を通して観光客に選ばれるまちをめざすことです。

歴史ある鳳来寺山の活性化

鳳来寺山は、源頼朝、徳川家康、今年全国的に話題の井伊家にも深く関係しています。ちなみに、頼朝は3年間、直政は7年間もかくまわれていたそうです。 この鳳来寺山の魅力向上のため、住民のみなさんとともに表参道に、桜・紅葉などの植樹をします。また 周辺の空家対策(門谷小跡地、鳳来寺高校跡地も含む) と店舗対策の連携、河川整備、表参道までのJR駅 (本長篠、大海、新城など)からの交通手段の検討 (歩き、自転車、馬車など)、旧田口線の活用検討な ど、具体的な魅力づくりを進めます。 

湯谷温泉と観光地の連携

湯谷温泉街と周辺観光資源(鳳来寺山、四谷千枚田、 宇連川、県民の森、乳岩など)との連携が必要です。 それぞれの資源を連携させながら整備を進めます。

戦国を連想させる観光施設整備

長篠城跡を最優先に、戦国を連想させる長篠城跡周 辺総合計画などの具体的検討を始めます。併せて、亀 山城跡、古宮城跡、野田城址、宇利城跡、柿本城跡な どとの連携を進め、市内各地の見える化を進めます。 


桜淵公園と中心市街地活性化

桜の老木化などが進み、「三河の嵐山」と言われた のは昔になってしまった感があります。一級河川が流 れ、ボート遊びを楽しむこともできますが、春の桜、 夏の花火以外は目立った賑わいがありません。 桜淵公園は、新城城主菅沼定実が植樹したのが始ま りと言われる由緒ある桜の名所です。その近隣には、 城下町の骨格を残している中心市街地があります。こ の中心市街地に城下町としての風情を復活させ、桜淵 公園と新城城下町との連携をめざし、市内滞在時間を 増やします。滞在時間が増えれば市内での経済循環 が生まれます。 


山林と田畑を活かして活性化

第一次産業は、合併後、補助金に頼るだけで、現状 維持さえできない状況でした。新城市独自の農林業政 策を打ち出さない限り、山は荒れ、田畑は耕作放棄地 に変わるだけです。 

体にも環境にもやさしい農業

大量生産・大量流通・広域流通のため、農薬・添加 物は当たり前のように使用されてきました。その影響 が、子どもの発達障害、高齢者の認知症の増加にも現 れていると言われています。 食べ物を選び食べ方を変えることで、子どもたちの 健康を守り、健康寿命も伸ばせます。その保証となる 安心・安全な食料を自給自足する政策は、農業を支え ることにつながります。「健康な自治体づくり」 を新城市の農業ブランドにし ます。 農業をめざす若者に、 自然と調和した農業(有機・ 無農薬農業など)の魅力を伝 えます。新城市全体で、体に も環境にもやさしい農業で雇 用を増やします。 

エネルギーを山から

現在、補助金で間伐を進めていますが、間伐材は、 山中で腐りっぱなしです。さらに、山では立派に育っ た木が売れず、切ることもできません。まさに山は存 在しているだけで、価値を産み出していません。 その流れを変えようとする取り組みが始まっていま す。木質バイオマス発電です。岡山県真庭市では、建 築材としての利用ができない材木(間伐材、林地残材、 加工廃材など)を燃料として燃やして発電を行ってい ます。燃料材確保のための山仕事、発電所関連の仕事 などで、市内の雇用が増え ています。さらにエネルギー の自給で、市外に出ていた 電気代が市内で循環してい ます。「無理」と決めつけ ず、可能性に挑戦します。 時の過ぎるのを待つだけで は、山は荒れるだけです。 


市役所の改革で市民の信頼を作る

合併後、職員補充減などの対応で、職員数(一般行 政職など)を681人(H17年)から619人(H27年)へと 減少させてきました。今後は、各種事業の精選で業務 の効率化を進め、併せて、自治区と行政との責任範囲 の見直しも行い、適正な職員数にします。それにより 生み出される財源を市民サービスに振り向けます。 

議会は市長と適正な距離を取れ

市長と議会を構成する議員は、ともに選挙で選ばれ ます。考え方は多様であるはずですが、なぜか市長の 言うことになびく議員が多数になってしまいます。市 長と議員が、是々非々の議論をし なくなれば、行きつく先は、市政 の停滞です。市民福祉向上のため に、市長と議会のなれ合いは先ず なくします。 

政策を議論できる議会に変える

これまで議会は、政策提案について無関心でした。 政策のほとんどが市長ひとりから提案され、そのほと んどが修正なしで可決されてきました。議会での議論 がないままで、市長の提案を認めるだけの議会でした。 これでは市政は発展しません。議員同士の徹底討論を 行い、議会として政策を練り上げ、市長と政策論争で きる議会に変えなければ、市民の不幸は続きます。 

市民が変われば市長・議員も変わる

市長・議員を選ぶのは市民です。ただ何となく選ぶ のでは、何も変わりません。候補者を作るところから 市民が関わることが大切です。