役所内改革

市役所職員のみなさんのスキルをもっと活用することで、自ずと市政に対しての前進度が増してくるはずです。

ひとつ思うことは、それぞれの役割やセクションを超えて、興味があるジャンルに参加していただくような役所内協働協業などの方向が今後の新城再興の羅針盤になりうるかもしれないということです。

市役所内で実行できれば、市民もついてゆくでしょうし、いかにも前進あるのみ!のカタチが現れて前向き市政になると期待できるはず。

現在の市政と一部特化の市民との仲間内協働では、ここにきて行き止まり感が多く見受けられ、市民もうすうす気づいているというのを肌で感じています。

新庁舎も完成してゆくことですし、こういった役所内の埃をかむった部分は刷新してゆけるチャンスの年でもあります。

市役所をもっと活用・もっと能力開発・もっと身近に地域に

縦割り型の行政並びを変えて、個々の能力や適性を考えつつ、さらに部署の壁を解放した、交流や意見交換・発言・アイデア出しなどが所属課以外でもできる、可能性参加型のオープンなスキルアップと充実感を叶える市役所づくりを行います。

例えば関係のなさそうな課やセクション同士でも、見る観点や方向が違っていればそれだけ立体的に捉えることができ、多様化を表現しながら市政が運営されます。

市役所の仕事は、市民からは見えにくい構造になっているために、批判的にしか見ない傾向がありますが、これではひとつのチームワークになりません。

庁内も共有協働、市民にも共有協働の関係にすることで、今の職員も働きやすくなることでしょう。

 

観光要素をプラスする、地域を共有する

地域にもっと根付いた行政を実践し、地域や状態を知るための、サテライト業務や行政パトロールなども考えていきます。

広域合併の疲ればかりが目立つ歳月であったことは確かですが、引きずっていても意味はありません。

合併とは言いつつもそれぞれ以前の自治体感度が標準化しているのは、まだまだ広域新城市を把握していないからです。

大きく人も観念も広がらなければ、職員にとっても不発感が溜まっていきます。

それには、地域を知ること。みのがさないこと。

新城本庁舎の「桜淵」と「駅前・まちなか」のテーマ性、鳳来支所は「長篠城」と「戦国」、作手支所は「高原観光」の要素を含ませ、観光のハブ化も図る。

とっつきやすい「観光」のそれぞれの味付けが感じられれば、市役所以上の特化性が見えてきます。絵に描ける行政が一番いいのです。

土日業務を計画的に試行

需要や業務負担などを考えつつ、行きやすい・相談しやすい市役所づくりを職員と一緒に考えていきます。

市民の働き方に合わせてゆくのは、行政側の使命とも言えます。

誰も動いていない休日にするのか、常に心臓が動く行政にするのか、です。

わざわざ休みを取って役所に行く、ということは、パートタイマーの方ならその分給金が減るということです。

ここを見れるか見れないかではないでしょうか。

休日の空いた時間に行ってもちゃんと動く市役所機能。

ほんのちょっとしたことが、市民から肯定的に見られる要因になります。

こういったことを職員同士で語り合える空気づくりも大事。

改革は激しく変えるものではなく、じんわり染み込むことこそ改革です。